禁煙が当たり前の時代、長いものには巻かれよう
禁煙が当たり前のような時代となってしまっています。
OLEもアラフォー、ということは20年近くもタバコを吸ってきたわけですが、健康も考えてそろそろ潮時かと思い、禁煙に挑戦してみることにしました。
これまで禁煙は何度もやっているので、それほど難しいことではありません。
「・・?」
と思われた皆さま、なかなか鋭いですね~
はい、OLEはタバコを止めたくても止められないままタバコを吸い続けてきた、意志の弱い人間です。
その昔、喫煙を共にしていた60代の方が、このようなことを言っていました。
「タバコを吸っている人は、意思が強いんだ。こんなに身体に悪いもの、臭いものを何度も吸い続けられるんだから!」
と。
いろいろな価値観があるもので・・
最近、煙草を吸える場所が本当に少なくなっています。
OLEは地方在住なので、まだタバコにルーズなエリアなままですが、コンビニの前でタバコを吸っているだけで、口と鼻を手で覆いながら顔をしかめつつ店内へと足を速める人が多くなっているような気がします。
また、ショッピングセンターなどでは、建物の外に灰皿を置いているにもかかわらず、そこには張り紙があったりします。
“こちらは消煙用の灰皿です。喫煙はご遠慮ください。”
消煙用っていうことは、建物敷地内での歩きたばこを認めているということなのでしょうか・・
いろいろ矛盾しているこの張り紙はまったく機能していません。
その前で灰皿を横に、プカプカ吸っているのが当たり前となっています。
タバコを吸っていない人から見れば、吸わなければいいだけ、と思われるかもしれませんが、OLEはニコチン中毒者だったので、吸わないでいると胸がムカムカして仕方なかったのです。
あああああああああぁあぁぁぁ
となるわけです。
このようなOLEが注目したのが、チャンピックスです。
禁煙外来に行けないからチャンピックスを自分で手に入れる
禁煙外来にも興味は持ちましたが、それをやっている病院自体があまり多くないことに加え、働いているとなかなか時間を確保できません。
しかも、担当医が喫煙者であれば止めづらいですし、非喫煙者であれば喫煙者であるOLEの気持などわからないだろうから、足も向けづらいのも正直なところです。
よく調べてみると、禁煙外来ではチャンピックスという薬を処方されるだけとのことで、それならば自分で買って服用すればいいだけじゃないのかと。
ネットで海外から個人輸入できるようですし、レビューを覗いても問題なさそうなので、いざチャレンジ。
購入手続きをしてから10日ほどで届きました。
届くまでのあいだ、散々、薬が大丈夫なのか調べていたので、その日のうちに服用を開始しました。
副作用も感じられず、煙草の味が変わっていく
事前にネットで調べていたとき、副作用として頭痛や吐き気を覚える人がいると書かれていたのでちょっと気になっていたのですが、OLEの場合にはまったくそんなことはありませんでした。
チャンピックスは最初の1~2週間はタバコを吸っていてもいいので、そのようにしていたところ、服用2~3日ほどからタバコの味が変わっていきます。
ザラついた感覚が口中に広がり、メンソールも全然感じられなくなってしまいます。
煙の異物感とでもいいましょうか・・
とにかく・・
まずくなったわけです。
しかし、タバコを口にくわえるのが、煙を吸い込むのが完全に習慣化していたOLEは、まずくなろうが何だろうがタバコを吸い続けます。
まずいんですよ。
けど、吸っちゃう。
重度のタバコ依存症でした。
そのまま2週間を超えてタバコを吸いながら、チャンピックスの服用を継続。
相変わらず、タバコは不味いままでした・・
完全禁煙に踏み切った日
まずくなったはずのタバコを性懲りもなく咥え続けていたところ、OLEはあることに気付きました。
だんだん不味くなっていたはずのタバコが、それ以上に不味くならなくなっていたのです。
つまり、そこがチャンピックスの限界だったのかもしれません。
チャンピックススターターパック+チャンピックス(Champix)1mg28錠1箱を購入していたので、服用開始より20日以上もタバコを吸い続けていたこととなります。
これ、禁煙外来に行っていたら完全に失敗コースですね・・
以上のように考えたOLEは、“ここで止めなければ、絶対に禁煙できない・・”と決意し、最後の1本を吸ってからライターも灰皿も捨てることとしました。
そして、運も味方に。
外出することとなったのですが、行き先ではタバコなど落ちついて吸える場所ではなく、その場に半日近く滞在できるのです。
帰り道さえ我慢すれば、あとは帰って寝ると丸1日の禁煙ができるわけです。
そのチャンスを逃がさないよう、クロレッツ緑とミンティア黒で徹底的に耐えました。
もっと辛いと思っていたのですが、案外と喫煙を欲する焦燥感も覚えず。
おそらく十分にチャンピックスが身体に浸透していたのかと思われます。
禁煙2日目から6日目まで
この期間はかなり自分との戦いでした。
まず2日目は、“せっかく1日耐えたんだから、今日も!”と何度も心でつぶやきました。
また初日の辛さを味わいたくないからです。
3日目も同様に、“せっかく2日も禁煙したんだから、今日も!”とつぶやきます。
6日目まではこの繰り返しでした。
上記に加え、禁煙2日目の効果、禁煙5日目の効果、禁煙6日目の効果、といった具合にネットを調べ、これまで禁煙に取り組んできた皆さんの体験談や感じた身体の変化などを読み漁ることで、自分のなかにそれらが得られていることを確認するようにしていました。
しかし、あまり先のことには目を通そうとはせず。
あくまで、自分が達成した日付まで。
5日目まで達成したなら、禁煙5日目の効果までしか目を通しませんでした。
自分が得ているもの、を確認するのが目的であり、それを失いたくないと思うようにするためです。
口元が寂しいときにはガムを噛み、喫煙欲求の抑え込みにはミンティアを数粒いっぺんに噛む。
1週間目まではこのような感じです。
禁煙1週間~1カ月まで
煙草を口にしなくなってから1週間もすれば、かなり喫煙欲求は軽くなってきますので、ここからの持続自体はそれほど難しくないかと思います。
きちんとチャンピックスを飲み続けるのではなく、どうしても吸いたい気持ちが強くなってきたときに1粒服用する程度に切り替えました。
その結果、最初に購入した、チャンピックススターターパック+チャンピックス(Champix)1mg28錠1箱の錠剤が余るくらいで1ヶ月間が経過していきました。
飲み切らずに、錠剤を手元に残しておいた方がおススメかと思います。
もし、とてつもなく吸いたい衝動に襲われたときのお守りとして、手元に錠剤を置いておくと、いざというときの味方となってくれるでしょう。
次第に禁煙欲求は薄れていくものの、突然、吸いたくなる衝動には何度も見舞われるものです。
禁煙外来と個人輸入のどちらがおススメなのか
個人的には、タバコを止めたくて苦しんだことのないお医者さんにあれこれ言われたくないのが本音であり、服用状況も管理されながら進んでいくと、どうしてもストレスを覚えてしまうことから、チャンピックスの個人輸入のほうがいいのではないかと思います。
あくまで服用は自己責任なのが禁煙外来を選ばないデメリットなのでしょうが、OLEの経験においても、レビューを見ても、問題はありませんでした。
結局、同じ薬を処方されて服用していくことを考えれば、禁煙外来でもチャンピックスの個人輸入でも変わりませんので、よりストレスを軽減したいなら個人輸入、誰かに管理されたほうがいいなら禁煙外来がおススメとなるでしょう。
禁煙外来は失敗すれば2年ほど同じ挑戦はできないとのことなので、そのときには個人輸入に頼らざるを得ないことも考えれば、チャンピックスの個人輸入を知っておいて損はないと思います。
むしろ、個人輸入で挑戦し、失敗に終わったならば、そのときに禁煙外来を利用するのもいいのではないでしょうか。