多額をかけて自分を劣化させる? ビール三昧の生活から禁酒決意までの道のり

ライフスタイルへの不法侵入者! ビールにおぼれた生活

毎日のようにビールを500ml×6本ペースで飲んできた生活。

ここ10年くらいはそうだったなぁ。

飲み始めた頃は1本で幸せだったのに、耐性がついてしまって、本数が増えるばかり。

気が付けば見事なビールっ腹

飲んで、食べて、そして寝る。

これじゃ当たり前のように太る!

わかっていても、なかなかやめられない。

腹を眺めながら、ふと

「この腹にいくら投資してきたんだか・・」

1日1500円と考えれば

1500円×365日×10年

547万5000円

外で飲んだ金額や、ほろ酔いでの衝動買いなど含めれば、更に100万円近くは上乗せされるはず。

ビール三昧の生活が招いた自分の劣化

腹を見下ろすと、右側がなんか膨らんでいる…

毎日、基本的に軟便。ときどき下痢。

朝は本当に辛い。

酔わないから、飲み続ける。

ビールは別に美味しくないし、どちらかといえば飽きていた。

いつも定番のスーパードライを買うことが多かったのですが、味が分からなくなっていました。

喉の奥、鼻孔の深くから感じる独特の風味があるスーパードライですが、毎日のように飲んでいると全然感じなくなります。

一口目にフワッと感じる程度。

わざわざ重い荷物をコンビニやスーパーから運ばなくても、定番さえ決めておけばamazonが自宅まで届けてくれるので、惰性がなかなか止まらない。

飽きてきたし、この1ケースが最後!と思いつつ、その夜のためにコンビニで他の銘柄に手を出してみる。

さわやかな風味の強いキリンビール。

なんとなく満足感を得られるEBISUビール。

苦みに飽きてきたのかな、と思いながらストロングチューハイなどに手を出す。

あまり好きじゃないから、焼酎にしてみる。

ま、始めはビールから、と定番のスーパードライに戻る。

仕事は夜遅くまでにも関わらず、しっかり飲んでいたわけです。

完全に生活の習慣になっていました。

活字に起こしてみると、自分の堕落しきった日常に恥ずかしさを覚えますね。

アルコールはデブ・ハゲへの最短ルート?

上でも、ビールっ腹に触れておりますが、酒を飲めば食欲が増進されるので、真夜中にカップラーメンを食すことも日常茶飯事。

だから、太ります。

25年ぶりにたまたま再会した知人との一コマ。

「変わらないねぇ」とOLEが彼に言う。

お互いに「変わらないね」と交わし合う流れと思っていたわけですが

彼の口から出たのは・・

「太ったね」

昔のOLEを知っている人間が言うのですから、真実味が違います。

毎日のように会う人より、久しぶりに会った人からの評価の方が、気づかされることが多いものです。

あまり目立ちはしませんが

髪が薄くなってきたように思っていました。

「あれ・・?ここってこんなに?」

と、鏡の前で入念なチェックをするようになったのも、ここ1ヶ月くらい。

髪はパッサパサ。

潤いがまったく感じられず。

髪そのものに異常を感じたので、ネットで調べてみれば、アルコールは髪へダメージを与えていくもの、と数多くのサイトで指摘されています。

端的に言うと、アルコールを肝臓で解毒していくために大量の亜鉛が消費される。亜鉛は髪の正常な育成にも必須ミネラルである。よって、アルコールの摂取は正常な育毛を阻害する要因。ということです。

自分自身、思い当たるのは水分自体が不足している点です。

起きれば喉が渇いているわけですから、水分が足りているはずがありません。

ビールは水分とは言えないものですが、その場の喉は潤してくれます。

髪の育成に必要な成分が行き届かず、水分も欠乏しているわけですから、髪がパッサパサになって正常な育毛ができていないのは当たり前の状態であったということでしょう。

そんなある日、酒をやめるための絶好のチャンスが到来しました。

雪が積もり、子供を幼稚園に送っていくのに普段より一時間以上早く起きなくちゃいけなくなったんです。

いつもの朝を考えてみれば、より早く起きてすぐに活動するためには飲んでいられない…

1缶だけ、という付き合いはできなかったので、完全に断酒することとしました。

飲み始めれば、眠くなるまで飲むのが日課だったもので、1缶どころか、たった1口にも油断してはいけないと自分で理解していたためです。