旅行会社てるみくらぶが破産!大勢の人が迷惑を被っているらしい
楽しみにしている旅行の計画がご破算に!
いまの時代、旅行費を浮かせようと多くの人がネットでの旅行プランを練るものですよね。
例えば、飛行機を使うだけでも早割などの利用は欠かせないものです。
旅客輸送会社本体がおこなう割引は信用性がありますが、旅行パンフレットなど見ていれば、「なんでこの金額でこんなことができるの?」と驚いてしまう内容も多々あります。
まぁ、何かしら無理を通しているのでしょうが、無理が利かない場合だってあります。
98年フランスワールドカップのチケット難民続出問題なんてひどいもんでしたよね。
それなりの金額をかけて、現地まで長時間のフライトに耐えながら日本代表を応援しに行ったにもかかわらず、現地に行ってから“チケットがありませんので、スタジアム外での応援となります・・”と。
怒ってみたところでチケットがない以上はどうしようもないのだから、難民となった方はスタジアム外で応援せざるを得ないというシュールな光景。
その後、払い戻しがあったかどうかまでは定かではありませんが、当事者の立場ともなれば目も当てられません。
格安にはそれなりの罠がある。
通常価格よりも安くしてほしいと企業間取引を仕掛けるのであれば、支払いタイミングを早めることが基本路線です。
余程の余裕がない限り、どこの会社でもキャッシュフローを重視するものなので、支払いタイミングを早めることで普通では考えられない価格でモノやサービスを購入できるようになります。
おそらく、てるみくらぶの営業もこのようなスタイルだったのかなと。
破たん直前まで現金一括入金での募集広告を華々しく掲載していたのだから、通所の支払いサイクルより早く到来する期日までに現金を集めなければならなかったのでしょう。
結果、それができなかたために破たんとなった。
事情を推測するに、仕方なかったとしか考えられません。
破たんが決まるのって、本当に短い時間で意思決定されるものなんです。
例えば金融機関とか、頼みにしていた先に重ねて見放されるとお手上げとなってしまい、破たんという選択を取らざるを得なくなってしまう。
企業経営の視点から見れば、てるみくらぶの破たん寸前までの募集広告については必然性があるものとしか思えません。
てるみくらぶ内定者の怒りの矛先はどうなることやら
もう4月も目の前であり、てるみくらぶに内定していた方は入社式を控えていたことでしょう。
その心中は察するに余りあります。
だって・・新社会人のはずが無職確定なんだもん。
しかも、日本の企業社会は既卒者に対してなぜか厳しい。
第二新卒という言葉があっても、職歴なしの既卒者への扱いとは異なる場合が多いものです。
てるみくらぶ内定者さんは新たな就職先を求める際に、隠すことなく「てるみくらぶに内定していたけれど、例の破たんによって就職活動をせざるを得なくなりました!」と胸を張って宣言してほしいものです。
きっと、悪い印象を抱く人事担当者はいないよ。
むしろ、興味を持ってあれこれと質問されるだろうから、面接の際も和やかに時間が経過していくんじゃないかな。
・・・旅先の人は自力でってか。
情報によると、シルクロードへ旅立っている方もいるとのこと。
ヤバいんじゃね?
格安旅行会社を使っていたお財布事情を察してみると、信用面やあれこれ考えれば、クレジットカードを持っていない方もきっといるのではと懸念してしまいます。
皆さまが無事に帰還できますよう。